2019年6月10日月曜日

#3 木の長きを求むる者は、必ず根本を固くす。

こんにちは!Yamatoです。
ブログの時期がやってまいりました。

さて、今月も沢山の事を学びました。6月7日にてワークショップでの研修が終了しました。今週からはいよいよディーラーでの研修がスタートします。

まず仕事についてですが、今月は先月よりも基本的な仕事(タイヤ交換や洗車)が多かったかなと感じました。

ある日、研修担当のデニスさんがシビックのテストドライブに行った時に高速道路でスピードを出すと異音がするとの事で4輪すべてのホイールバランスの調整を行いました。

ホイールバランスの調整を行う機械。スイッチ一つ押すだけで測定開始します。
正常値
異常値。4本中1本だけおかしかったです。

これだけバランスが狂ってるとタイヤを回すとホイールがブレるのが見て分かるレベルです。そしてこのブレがロードノイズとして高速走行したときに出ます。
おもりを付けてブレを調整します。

もう一つタイヤ関係のトラブルでとても勉強になった事があります。
ある日、シビックの40,000km点検を行った時にオーナーの方からタイヤ交換の依頼が来てたのでタイヤをチェックした所、
フロントタイヤの状態。
ほぼ溝がない状態で入庫してきました。これは非常に危険な状態です。この車は新車の時からタイヤを変えてないとの事ですが、上の写真より左側の内側だけ明らか摩耗が激しい様子が分かります。タイヤの剛性を保つ役割のワイヤーがむき出しています。
そこで私が思ったのが、

”なぜ左側のタイヤだけ偏摩耗なのか?”

この車はフロントエンジン、フロントドライブという前輪駆動の車です。なぜ左側だけ負担がかかってるのか私なりに考察してみます。

この写真より、右がトランスミッション、左がエンジン

まず前輪駆動の車なのでエンジンとトランスミッションが並列に設置されています。運転席から見て右側がエンジン、左側がトランスミッションという配列です。

車の動力はおまかに、エンジン→トランスミッション→タイヤの順番で伝わっています。

この車の場合、運転席から見て左側にトランスミッションがあるので左側のタイヤは右側のタイヤと比べてトランスミッションに近い事が分かります。

タイヤとトランスミッションが近いという事は伝達効率が良いので、加速すると左側のタイヤに先に動力が伝わる事から、右より左側に負担がかかると考察します。


ホンダ車以外も整備する時もあります。この日はトヨタ車が入庫してきました。ホンダの車と比べるとジャッキアップポイントの形状が違ったりと比べる事が出来ました。
冷却水が熱によって固形になっている。


下回りのチェックをしていると冷却水の漏れを発見しました。ホンダは冷却水が青いのですが、トヨタ系やヤマハなどは冷却水が赤いという事を学校の先生が教えて下さったので実際に発見したときは少し新鮮でした。




プライベートについて、

今月は、フィリップ島へもう一度行きカンガルーと触れてきたり、グレートオーシャンロードへちょっくらドライブに行ってきたりしました。
フィリップ島

グレートオーシャンロード

それではまた来月お会いしましょう!